研究開発部長
細川淳一
東京大出身、筑波大学名誉教授
漢方薬をはじめ、インドネシアのジャムウ、インドのアーユルベーダ、南米のテゴロニオ等世界中に機能性を有する天然物が無数に存在しますが、それらの殆どは、伝統的民間薬の域を超えておらず、安全ではあるが、あまり効果が無いと言うのが一般的です。
当研究所の探索グループの先生方が多くの機能性天然物の中から安全性と有効性に優れたものを選択して、我々に提供されますが、それを科学的に研究し、その機能性天然物が持つ本来の有効成分を引出し、安全性と有効性の高い素材を開発する事を任務としております。
我々の研究は化学合成医薬品と異なり、基本的に人によって、何百年、ものによっては何千年と伝承され、既に安全性と有効性が確認されています。この貴重な事実は、いかなる動物実験や臨床、治験にも勝るエビデンスであり、我々に強い安心感と自信を与えてくれます。
動物実験にしても新薬開発のための指針の様に、実験後全て解剖する必要もなく、第一L/D50実験で半分死ぬ様では我々の目的とする安全な機能性天然物であるとは言えません。 |
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機能性天然物探索部長
陸 昌洙
KyonnhiUniversity名誉教授
私は、世界各地を巡り、薬草の研究をしてまいりましたが、まだまだ全てを知っているわけではありません。
私が特に興味を持っているのは、インドネシアの16000以上の島々に、それぞれ固有の動植物が存在する可能性であります。
我々は、世界中の機能性天然物から本当に安全で有効な機能性天然物を探索し、それを人々の健康維持や治療に役立てる事が出来れば、この上ない喜びであります。
我々の任務は、機能性天然物を探索し、選別する事でありますが、その機能性天然物の現地における、使用の歴史や使用方法、現地で認識されている効能、そして毒性や生理現象等の実態を充分に調査して、持ち帰り、当研究所の研究陣にバトンタッチして、それを科学的に立証して頂き、人類の健康維持に貢献する素材の開発に寄与する事であります。 |
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